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ナイトウィザード The ANIMATION 最終回「ハッピー・バースデイ」 

アンゼロット様とベル様が共同戦線を張ってキリヒトことゲイザーに立ち向かう…ベタではあるけど、こういう王道は逆に新鮮かもしれない。

アンゼロット様はゲイザーに立ち向かうことを決意。ゲイザーは「見守るに値する世界」を破壊して作ろうというのに対し、アンゼロット様の使命は「この世界を守ること」。シャイマールとゲイザー共に宮殿のある空間に転移させるのですが、そうかあの宮殿は別空間にあったのか…と今更気付いたりして。ベル様と柊は手を組みゲイザーに立ち向かうことに。
そこにあの夢使いですよ。シャイマール=エリスなわけで、エリスの深層心理に入り込み自我の復活を促せばシャイマールを押さえ込むことができる。ということで、柊は夢使いと共にエリスの心の中にダイブ。そこであの「開けてはいけない扉」…あれはシャイマールが復活したわけだしもう用済みだと思っていたんですが、ここにきてあの扉はエリスの闇の部分でその中にエリスは捕らわれている…という話になり、そこに入り込むということになりました。いやはやここに来てあの扉の伏線が生きてくるとは思いませんでした。
そしてくれはは利害の一致しているアンゼロット様とリオンに生き返えらせてもらいました。なるほど、アンゼロット様御自らの力を見たことは無かったのですが、その力は死者を蘇らせるほど強大なもの。「禁」を破る…ということを言ってましたが、それはゲイザーに対する禁なのかな? ゲイザーと決別する以上、その「禁」はもはや意味がないということでしょうか。結局「禁」を破っても別に何ともなかったしなぁ。それだったらこれからアンゼロット様の力使い放題じゃね?

ということで、くれはが生き返りエリスの心のわだかまりも消えエリス復活。7つの宝玉の力を用いてゲイザーの「神の盾」を突き破り、ついには柊がゲイザーを打ち倒しました。ここでED曲が流れるのは歌詞もちゃんと合っていてイイ演出。12/8拍子(合っているよね?)というアニメにはあまり見られないED曲で印象には残っていたのですが、ここで効果的に使われてさらに効果的に(しかも転調する)。ゲイザーは打ち倒され、無事に世界は守られました。アンゼロット様はゲイザーという道筋を失ったわけですが、別にだからといってどうということはなさそう? 結局ゲイザーの存在って一体何だったんですかね? そしてベル様はゲイザーが打ち倒されるのを見るとすぐに撤収…これはらしいといえばらしいなぁ。変に馴れ合わない分、さすがベル様と思ってしまいました。

エリスは日常に戻ってきました。そして何と柊が卒業するというハプニング(笑)が。ちょ、2年に落ちてどうやって卒業できるんだよ? エリスは宝玉の力を失ってしまいましたが、これからも柊やくれは、あかりたちとずっと一緒…最後に今後の希望を見出せる終わり方となっていました。エリスとしては結局柊とは恋愛フラグ立ちませんでしたね。あくまでも「先輩」として付き合っているっぽい。あと気になるのが柊の進路ですよ。このままアンゼロット様にこき使われる人生が待っているのだろうか?と思うとちょっと不憫だなぁ。

というわけで今回で最終回でして、いやはやこういう王道ファンタジーというか、ベタな展開もたまにはいいもので楽しませてもらいました(しかも文句なしのハッピーエンド)。伏線も全部回収しきってこれで完結かなぁと思うとちょっと寂しいモノが。総じて見ると全ての点に於いて標準以上で、今思うとなかなか良い作品だったのではないかなぁと思います。
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ナイトウィザード The ANIMATION #12「さよなら」 

幼い頃の柊とくれはのクリスマスの話をここで持ってきましたが、もしかして本作のヒロインはくれはか?と思わせるほどの威力の強さ。他のウィザードに倒されるくらいなら自分で倒したい…というのがあったようですけど、結局は柊の覚悟にくれはが折れた感じになって、今後の対策を練ろうというときにキリヒトがくれはを刺してしまいました。くれははパッと見たところ生死不明?ではあるけど…?
そんな頃アンゼロット様とベル様のお茶会が開かれていました。ここでの主導権はやはりベル様が握っておられる。ベル様曰く「7つの宝玉を集めさせシャイマールの復活を目論み、その情報をアンゼロットに提供したもの…それはゲイザーである」というゲイザー黒幕説に対し、アンゼロット様は「ゲイザー自らは世界に干渉できないので、そんなことできないし、そもそも世界の滅亡など願っていない」との一点張りでなかなか折れない。

ということで、最終的には「キリヒト=ゲイザー=おじさま」だったという事になるのか。ゲイザーは人間に絶望して腐敗した世界をリセットし、やり直すことを決めたわけで、まあベタと言えばベタな展開ではありますね。そしてくれはが倒れたことにより、それはエリスのせい…と「おじさま」に言われてエリスは自己崩壊を起こし、ついにはシャイマール復活となりました。何かコロネに羽が生えただけのような風貌でいまいち強く無さそう…というか以前登場した際の不完全体の方が強そうに見えてしまいました。
ここに至るにやっとアンゼロット様も動揺して、ゲイザー本人に意図を確かめるのですが、やはりベル様の言うとおりでして、ちょ、気付くの遅すぎるよ! 大魔王であるベル様の方が洞察力が良いとは…。あるいは、やはり「信心」というのはここまで人を盲目させるものなのか?
あと、完全に見えるキリヒトの計画ですが一つだけ読み違えたことがあり、それは柊とくれはの関係の強さ。どちらかが倒れることを期待していたようですが、そうはならなかったようで結局キリヒトが直接手を出してしまいましたが、この事が今後どう関係するか…と考えるのは深読みし過ぎでしょうか。

さて、次回は「ハッピー・バースディ」ということですけど、これは誰にとっての「バースディ」によって解釈が色々とできそう。キリヒトのいう「バースディ」なら世界は破壊され新しい人類の芽生え…ということになり、エリスにとっての「バースディ」ならシャイマールからエリスを救い出すことに成功して無事に誕生日を祝う…という話になる。この「バースディ」に込められた意味は結構重いのですが、さてどちらの結末となるのか?

ナイトウィザード The ANIMATION #11「記憶の欠片~幻想に、舞う~」 

シャイマールの転生体というエリスですが、やはりそれは本当のようで? 正確にはシャイマール復活の為の「器」として誰かに作られたらしい? そしてエリス本人も5歳の時に交通事故で亡くなっている?? そして孤児院に居たという記憶も作られたもの??? あの謎の黒服の男が杖を一閃しただけで一気に不可解なことが起こってきました。ということはエリスの過去は誰かが設定し、性格もまた作ったと言うことになるんですが、エリスという人格はそもそも何? 本当のエリスとは一体? 存在意義の根底から揺るがされるエリスですが、柊達と暮らした生活…という事があったという事実は揺るがない。そこにエリス自らが存在意義を見出せるか…。
一方のベル様の方もエリスに関して色々と調べ始めてます。というかアンゼロット様より客観的な立場でいられる為か、事態を冷静に見つめているようにも思います。エリスは柊達に会う直前に作られた「モノ」で、かろうじてエリスが自我を保っていられているだけで、その自我が崩壊したらシャイマールは復活するという。自分の手を使わずに7つの宝玉を集めさせ、それを使ってシャイマール復活を企む何者かが居たということですかね。
実はエリスの自我が崩壊することによりシャイマールが復活する事は柊も知っているよう? ではありますが、それでもあくまでエリスのために戦う柊は何かカッコイイ。というかここで柊が居なくなったらそこれこそ最期ですよ。

エリスの自我を破壊するためにまず今まで仲間だったあかりが敵として登場。皮肉にもあかりの方が携帯ストラップに心を揺さぶられてかあかり敗北。しかし遠距離支援担当かと思いきや白兵戦もなかなかの能力。装填時間の長ささえ何とかなればあとは結構どうとでもなる万能キャラですね。
次なる刺客として来るくれは。しかしこうなるとアンゼロット様が前回あかりとくれはに特別に命じたことは何だったんだろう? まさかそのまんまエリスを奪還もしくは抹殺しろ…という事だけなんでしょうかね? それだとあまりにも芸が無いなぁ。そう思っていたらベル様直々にアンゼロット様の元に来ましたよ。しかも案外あっさりと。なんだよ、そんなに簡単に来られるんなら今までそうすればよかったんじゃね? そんなベル様はやはりアンゼロット様の神「ゲイザー」が怪しいと睨んでいて、それが目的なんでしょうかね。

ナイトウィザード The ANIMATION #10「破壊神~カルネアデスの板~」 

さて、エリスの正体というのがなんでも「シャイマールの転生体」ということで、エリスは裏界の扉を開く存在でもシャイマール復活のための扉でもなく、エリスそのものがシャイマールだった…ということか。まだ覚醒はしておらず、今はエリスの意識がシャイマールを閉じこめているそうですけど。これはもちろんアンゼロット様やベル様も知らなかった衝撃の事実だそうですが、そのアンゼロット様に指示を出していたのがゲイザーでして、明らかに怪しすぎる。ベル様も誰かがアンゼロット様に誤った情報を流した存在を疑う…。

で、エリスは隔離され、とりあえずの対応を考えていたのですが、ゲイザーの命によりアンゼロット様は全ウィザードに指示し、エリス抹殺に動き出す。まあ「世界を守る」という観念からいけばしょうがなくもないのですが、気になるのがアンゼロット様があかりとくれはに特別に指示を出したっぽい所。この2人には何らかの特別な命が下ったよう?

そんな四面楚歌な状態にあるエリスを助けるのが柊とキリヒコですよ。柊はアンゼロット様の命に従わずエリスを守る道を選びました。う~ん、自分の道を行く柊はなかなか格好いいな。柊を心配するくれはでしたが、なんか急に可愛くなったような気がしました。さて、キリヒコもまたエリスを守るのですが、アンゼロット様の部下には顔が知られていないようで誰何されてました…ということはアンゼロット様とは直接関係ない第三者的な存在だろうか? キリヒコにはまだ何かあるな…。しかし、無理に刺激するなとかアンゼロット様は言ってましたが、抹殺なんていって刺客を送り込んできてはよけいエリスを刺激することになるのでは?

一方のベル様は「大魔王と呼ばれるのは一人でいい」みたいなことを言って、エリスがシャイマールとして復活するのは避けたいようで、アンゼロット様とベル様で利害が一致しそうな予感。お互いに顔も知ってそうな間柄のようだし、呉越同舟ということで共同戦線が張れそうな気がするんですけど。

ということで、エリスの「おじさま」なら何か知っているかも…ということで、孤児院に向かうことになったんですけど、どうも上手いことキリヒコに誘導されているような気がするんですよね。そもそも「おじさま」って存在するんだろうか? まずはそこからですよね。

ナイトウィザード The ANIMATION #9「パンドラの匣~ベル対アンゼロット~」 

最後の「希望の宝玉」は何でも木星の輪の中にあるという事ですけど、今までの宝玉も過去にあったりとか月にあったりとか色々あったんで別に驚くことではないんですが、それよりも木星まで一瞬で着いてしまったことの方が驚きですよ。しかもお城がそのまま宇宙船として飛んでいっていたとは…。そういえばその城の内部ですよ、アンゼロット様御自らの肖像画や彫刻があり、その下で紅茶ってどういう趣味してんだよ? アンゼロット様の後ろが気になって気になって。

ということで、みすみす希望の宝玉を渡すゴトゥーザ様では無いらしく、全軍引き連れてアンゼロット様に向かってきましたよ。ところで手下にエロイ包帯娘がいましたが出番が少ないのが残念。そしてゴトゥーザ様自分側が圧倒的有利と見るや単体で突入、エリスの元に向かい(リオンの書物通り)希望の宝玉をゲットしましたよ。でもここにあかりの超長距離射撃が来て驚いたのかあっさりと手放し宝玉はエリスの元へ。リオンの書物には「大魔王は希望の宝玉を手に入る」…とは書いてあったようですが、その後の事は何も書いていなかったようで? でも一時的にではあるけど大魔王の元に宝玉が渡ったんだから、書物に書いてあることは間違いとはいえませんね。

ということで、7つの宝石が全て揃い、ここでエリスが覚醒(?)。エリスはやはりシャイマール召喚のための鍵だったようです。今回を見る限り、アンゼロット様・ゴトゥーザ様共々にエリスがシャイマール召喚のための鍵ということに気付いていなかったらしい? 両者とも裏に何かあって動いているものとばかり思っていたんですけど、アンゼロット様は最後まで「裏界の扉を開く事が出来る」と信じていたっぽいのですが、その情報は一体どこから手に入れたのか? というのが気になってきますね。誰かが意図的に情報を流したとしか思えませんが、かといってゴトゥーザ様側からけしかけたようでもなさそうだし、違う第三者がどこかで介入していると見た方が自然でしょうか。