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CLANNAD~AFTER STORY 総集編「緑の樹の下で」 

泣いても笑ってもこれで最後。朋也が汐に語って聞かせる…といった内容の総集編です。
まさに超ダイジェスト版。その割に杏の体育倉庫でのブルマシーンが入っていたり分かっているな(笑)

渚の演じた演劇を何故か朋也が知っていたとか、そういえばそんな描写ありましたね。これの意味するところが未だにちょっと分からない。渚と汐が死んだ後、どういう理由からか幻想世界に飛んで、また戻ってきたからと解釈していいのかな。さて、ここの世界で起こった渚と汐の死というのは朋也の記憶としては残っているようですね。まあ確かに他の世界ではお前達は死んでたんだとは本人の前では言えませんけど。
汐が朋也の腕の中で死んだ後、どういうことが起こって時間が巻き戻ったのか? というのはやはり知りたいところだったんですが、この総集編でも「何かが起こった」ということで有耶無耶の内に。その「何か」が知りたかったんですけど。

そして最後は汐と風子が寝ている所で終わり。何気に風子がいいポジションに収まって終わりましたね。個人的には風子がどういう人生を送るのかある意味気になってしょうがないんですけど…。

ということで、4クールに渡って放送されてきた本作も終了となりました。終わりがよく分からなかったのがちょっと残念でしたが、クオリティの高さ、そしてそれを維持できたことは素晴らしいことだと思います。
次回からは地上波では早くも話題になっているらしい「けいおん」が始まるそうなので、こちらも京アニ制作ということで期待ですね。こういうときBSだと話題に遅れてしまうのがちょっと辛いです。
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CLANNAD~AFTER STORY 番外編「一年前の出来事」 

今回は「番外編」ということで、朋也と渚が出会う1年前の出来事。朋也が2年で渚が3年ということになりますね。「After」というより「Before」な話です。

ということで、何というかこれは渚というより「杏祭り」とでもいうべき内容。なるほど春原・朋也・杏は2年の時は同じクラスだったのか。春原と朋也が教室から逃げようとしているところを杏にしょっぴかれたと。何だかんだでやはり朋也のことが気になるようで、一目惚れに近いような? 思えば杏は椋より早く、というか渚やことみといったヒロインよりも早く朋也と出会っていたんですね。杏はかなり奥手なようで、ここでもうちょっと積極的に動いていたらもしかしたら杏エンドもありえたわけで。なんかやるせないものがある。しかし春原の仕掛けた偽のラブレターに心躍らせている姿は乙女そのもの…いやあこれがなかなか。オチはまあフルボッコですけど。そして入浴シーン! これは最後のサービスカットか?
で、渚ですよ。結局3年になっても友達ができないという…クラス替えの度に友達が云々というのも煩わしいですよね。そう思うと「友達ができない」というのはある意味リアルな出来事かも。まあ私のように高校3年間ずっと固定メンバーだったというのもどうかと思いますけど。そして秋生の提案する友達を作る方法が早苗パンを…という定番のネタでして、もちろんオチはいつもどおり。こういうの天丼っていうんでしたっけ。

さて、春原がしかけたくす玉ですよ。中からタライが落ちて来るというまさにドリフ、引っかかるのが居るのか?と思ったら渚が見事に…、いやいや仕掛けた方はそりゃ面白いけど、でも気絶するって結構大事ですよね。でもそれがきっかけで渚にも友達ができたようで、そしてくす玉の中には「この先の困難に負けずに頑張れ by 夜露死苦」と書かれた紙が。渚は難しい名前の人って素で言ってましたが…。しかし朋也と渚、お互いに面識はないのにどこかで繋がっていたわけで、人と人の「縁」というのは不思議なものです。

ということで、前回で話そのものは終わっていたので今回は気楽に見ることができました。次回は総集編ということで、4クールに渡った長い物語も本当に最終回。これでお終いかと思うと寂しいですね。

CLANNAD~AFTER STORY 最終回「小さな手のひら」 

さて、実質的にはこれで最終回になるんですけど、視聴して思ったのはとりあえず「?」。
一体何が起こった?

前回は確か汐が倒れるところで終わったんですが、今回は冒頭から幻想世界から。
まず今回を見る限り、幻想世界の少女=汐、ロボット=朋也と解釈すればいいんでしょうか。幻想世界が無くなる前に少女が歌った「だんご大家族」、そして「さよならパパ」という台詞がとても印象的でした。

そして時間は一気に遡り、渚が汐を産んだシーン。こちらでは渚が死ぬこともなく、汐も順調に育っていって幸せな光景が広がっていく。いや、ここがちょっと引っかかるんですよね。今までの渚が死んだ後の世界はなんだったんだ? 父親との和解は? ひょっとして夢オチ?とも勘ぐってしまうわけで。
ということで、この時間の遡りはどう解釈したものか。渚が無事に生きている世界では、朋也は汐が倒れた世界の記憶も持っているようにも感じられ、これは「ひぐらし」のような時間系列になっているのか? とも考えられるけど…。

過去にことみが言っていた「並行世界」の概念があるわけですが、それに従うならば渚が生きている世界と死んでいる世界は一つのパラレルワールドと考えることができ、その間に幻想世界があると考えられる訳ですけど、こちらの世界観の方がすっきりくるのかな。
幻想世界がすでに少女=汐がいること前提で進んでいるのだから、まず渚が死んで汐も死んだ世界があり、そこから幻想世界が生まれて、そこからさらに渚が死なない幸せな世界にとんだ…と時系列的には解釈できそうです。そしてそこの間には光の玉による奇跡があったと。
いやでもちょっと待てよ、こう考えると最初の「渚が死んで汐も死んだ世界」があまりにも悲惨すぎませんかね? こっちの世界はどうなったんだ? ここから朋也はどうやって復活できるんだ? なんかこっちが激しく気になるな。

ということでいわゆる感動の場面なんでしょうが、展開に付いていくのがやっとで、ストーリーはあまり頭に入ってきませんでした…。というかまた奇跡の話なんですね、keyは奇跡な話が好きだなぁ。
さて、他のキャラクターの後日談もチラッと描かれました。杏は保育士、椋は看護婦になれたようで。ことみは車を乗り回してましたが…今までのイメージとはかけ離れた姿にビックリ、多分どこかで事故を起こしそう。智代は…なんなんだろう、よくわからないけど、あまり幸せそうには見えなかった。ゆきねぇは相変わらず不良たちといるのか。というか年齢的にもう「不良」とは言えないんじゃないか? 春原は教習所で車をぶつけて、妹の芽衣も成長して大学生くらい?

そして最後の締めは何故か風子。オチ担当なんだ…ここにきて大抜擢じゃないですか。このシーン自体必要かどうか? 風子でなければならないのか? というのはよく分からなかったけど、とりあえずスタッフが風子好きなのはよく分かりました。この時点では風子と汐はまだ出会ってない?のは公子の台詞からなんとなくわかるんですが「友達ができますように」と言われる25歳無職友達無し(結果出来る友達が親と子ほど年齢が離れてるけど)の風子はどういう人生を送るのか? 「クラナドは人生」とは誰が言ったか知りませんが、こっちも気になる「人生」です。

EDのスキップでは最後になって汐と風子が先頭を歩いてましたね。思えばここに来るまで4クールまるまる1年費やしたわけで、長かった旅もハッピーエンドという形で終わりました。引っかかる点はありますけど幸せな形で終わったのは良いことだと思います。次回は特別編、次々回は総集編だそうで、BSでの時間も変わるから気をつけないといけませんね。
あと、ネタバレを気にして買ったはいいけど見ていなかった劇場版をこれを機に見てみようかなと。こちらの評価はどうなんでしょうかね。

CLANNAD~AFTER STORY #21「世界の終わり」 

前回、熱に倒れた汐ですけど、どうやら渚の時と同じような症状らしい。…ということは自ずからどういう結末になるのか想像ができるわけで。そして症状は長引き、朋也は仕事を辞めて汐につきっきり、季節は巡り巡って冬になりました。

しかし、妙に色々と引っかかるんですよね。
まず汐を病院に入れなかったこと。原因が分からないので病院に入れない…というのは逆に「原因が分からないから病院に入れる」という考えはできなかったんだろうか。汐が家に留まることを望んだとは言え。
そして「街に縛られている」云々。ここにきてどうして「街」が汐と関係あるんだろうか? いや、「変化していく街」という点でそれとなく話はありましたけど、話が飛躍しすぎではないか? 嫌な言い方かもしれないけど「街の意志に振り回されている」とは汐の病気に無理にでも理由をつけたいようにみえ、被害妄想が過ぎると感じなくもない。
次に何故朋也は最終的に一人になって全てを抱え込んでしまうのか? 逆に言うと、汐が病気であることはみんな知っているはずなのに、どうして誰も手を貸してくれないのか?ということですよ。渚の前例もあるのに、誰も朋也と汐を助けてくれない…これも「街の意志」なんでしょうか。

ということで、汐の「旅行したい」という願いもあって雪の中最後の旅立ち…そして朋也の中で静かに息を引き取る汐。これは汐がもう最期だと分かった上での旅立ちで、せめて汐に最後の願いを…というのは分かるんですけど、前述したようなことが妙に引っかかってしまって感情移入がいまいちできませんでした…。
そして時間は遡り、渚と出会ったあの日。出会わなければ良かったのか?という問いが再び。しかしそれは渚と汐の人生を否定することにもなる。…というかここで過去を回想しても現在がどう変わるのでもないのですが、さて気になるのは幻想世界ですよ。こちらも雪の中で少女が倒れてしまった…幻想世界と現実世界とのリンクはどうなっているのか? というのは次回最終回で明らかになりそうなんですけど、ここで汐が生き返る?というのもなんかご都合主義に見えてしまうし、一体どう締めるんでしょうか。

CLANNAD~AFTER STORY #20「汐風の戯れ」 

汐の通う幼稚園の先生に挨拶に行ったら、なんと杏がそこに! そういえば保母さん目指すとかなんとかって言ってましたっけね、杏は夢をかなえることができたようです。
杏たちは朋也の事を色々と気遣っているようでしたが、会話から察するにことみや春原とは定期的に会っているようですね。もうみんな朋也と同じ20代半ばなわけでみんなはどういう進路を辿ったのだろうか? 歳をとると人と人との仲が疎遠になりがちなんですけど、この作品の人たちはまだ繋がりを保っている…というのは羨ましくもあり。みんな美人揃いなんだからこの歳なら誰か結婚していてもよさそうなものですけど、そういった話は無いんでしょうか?

そして朋也と同い年とは思えない風子ですよ。精神年齢は汐と同じくらいかと思いきや意外にも朋也・汐を気遣ったりと時々違う表情を見せてくる。そういう点では汐の「お姉さん」的な存在なのかも。そして、風子も朋也のことをそれなりに想っている(?)ように見えて、ひょっとしたら再婚でもするんじゃね?と思ってしまったんですが、やっぱそれはないかな~。でも、今回の楽しそうなやりとりを見ていると、これはこれでもしかしたらアリかもしれんとは思った。それにしても久しぶりに「岡崎最高」を見られました。しかしなんでいきなりタイツなんだよ(笑)。
近いうちに幼稚園で体育会があるらしく、保護者リレーで秋生と対決することになった朋也は練習することになったんですが、何気にその後ろには風子がいたり。完全に馴染んじゃってますね。

そして所々気になるカットが。汐が新しくできた病院をやけに気にするということで、確かあの場所は…。とか言っていると汐が高熱を出して倒れてしまった。まさかこの展開は…そして次回予告を見るとサブタイが「世界の終わり」、これは不吉な予感しかしない。