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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 最終回「蒼穹ニ響ケ」  

戦争急進派のホプキンズ大佐がやってきて敵兵を匿ったことがばれてしまった! と思ったらフィリシアが銃を突きつけて逆に拘束してしまいました。むむ、やる時にはやるなあ。しかしながら大佐を見張りも付けずに一人にしてしまったのがまずかった、簡単に逃げられてしまう。

そして大佐はアイシャを宣戦のネタに使おうとしていたんだけど、そんな折に空の彼方からかすかに聞こえたらしいラッパの音は停戦をつげるものだったのですが残念ながらカナタにしか聞こえなかったらしい。どうしても戦争を回避したいフィリシアたちは停戦を伝えるために最前線に行くため、タケミカヅチを起動。このタケミカヅチが相変わらずオーバーテクノロジーすぎるんですが、多脚戦車というんですかね、動きが何かキモイというか…あんなガタガタ動いていて操縦席の振動も相当ありそうだ。防御力・攻撃力・機動力全てにおいて現用の量産型戦車を凌いでいるようで、さらにたかが戦車一両の割には知名度が高かった。相当強力な戦車として認知されていたんでしょうかね。

停戦信号を告げるラッパの音が戦場に響くんだけど、両軍とも止まる気配が無い。そこでカナタは両軍に伝わる「アメイジング・ブレイズ」を吹いて、兵士たちもその音を聴いて一時的に行軍をやめる…その間に皇帝直属の親衛隊がやってきて中央にはドレスを着たリオが。やはりリオが嫁ぐことにより和解はなったようで、戦争は回避された! 何で「アメイジング・ブレイズ」でなければならなかったのか? という疑問はあるけど、カナタが一時的にでも行軍をやめさせたおかげで時間稼ぎができてリオが間に合ったという感じですかね。しかしこれは音楽をやっているとなんか分かるなあー。特にこの戦場の場合は厭戦感が相当なものでしたからね、戦場で信号ラッパ以外の曲が流れてくるとそっちを聴いて感動するというのは多分人間の心理から言っても理にかなっているんじゃないかな?。

そして戦争は回避され、新人がやってくると聞いてみればリオだったという話。なんでもローマ皇帝が話のわかる人物で、戻ることを許可してくれたという。どんよりと死と闇の気配が濃いけれど、まあ何はともあれ平和が一番と言うことですかね。戦争モノなのに誰も死なない?というのはあるかもしれないけど、逆に戦争モノだから死ななければならない理由もないし、死ななければ死なないでそれは結構なことじゃないかな。誰かが死なないと盛り上がらない話よりは、誰も死なない話の方が難易度は高いと思う。死の気配は色濃いんだけど誰も死なない、これって相当レベルが高いんじゃないかな。

作品としてみれば色々なアニメを寄せ集めてみた的なゴチャゴチャ感があったんだけど、何故か不思議と世界観とマッチしていたと思うし、ストーリーも伏線をだいたい回収できたんじゃないかな、そしてなんといってもアメイジング・ブレイズのアレンジといい音楽が素晴らしい。私としては相当気に入った部類に入りまして、早速BDを買ったのはいいけれど再生プレイヤーが無いという状態。さてどうしたものか。
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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #11「来訪者・燃ユル雪原」 

前回で色々と語ってしまったんで、今回になって新展開?

敵国ローマ兵が行き倒れているのをカナタたちが発見。しかしそれを見たノエルの様子がどうもおかしい。これは何かあるな…というかノエルの過去というのがどうもいまいち不明なんですよね。他のキャラたちはそれなりにどういう過去があったのかを匂わせているのにノエルだけが無い。…ということで今回の回想を見てみると、どうも研究所?みたいなところで何かしていたようだけど、フィリシアは何か知っているっぽいというかこの人なんでも知ってるな。

さてそのローマ兵というのが、通訳も居ないし何と言っているのかいまいち分からない。…けどラッパを持っていたことから何となく通信兵ということは分かって、そしてアメイジングブレイズという曲は双方とも知っているということはハッキリした。いやいやこれは音楽やっていると分かるなあ。正直言葉のある歌だけだと歌詞が分かんなくて困るときあるけど、曲だけなら万国共通だし言葉が分からなくても楽譜さえ読めればなんとかなる。私自身、ドイツ語分かんなかったけどレッスン受けたときあるもんなあ。

カナタたちがローマ兵を捕獲したことは街にいつの間にか知れ渡ることになって、そんな折ローマ軍も国境付近に部隊を展開してきて、味方の方もホポキンズ大佐という人が部隊を引き連れてやってきた。なんとも間が悪い。敵兵を匿っていることが分かってしまったらそれは軍法会議ものになりそうだけど。

そういえばここに来て巨人(?)の伝説が出てきました。こちらでは悪魔として捉えられているけど、向こうでは神様と捉えられている。伝承がどのように伝わったのかは不明だけど、一つのものを違う視点からみれば異なる見解が生まれるということか。ただ、この話がどう生きてくるかはよくわからない。

ということで、暗雲ただよってきたけど次回どうなるか?は今回のラッパの話でなんとなく予想できてしまうけど、まあ全滅EDは無さそうですね。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #10「旅立チ・初雪ノ頃」 

時期は巡り冬。色々と話が繋がってきました。

今まで色々と伏線の張られていたリオに関する話は明言を避けて間接的にどういう立場なのかを示してきました。イリア殿下はリオの腹違いの姉で、前回予想されたとおり二次災害で亡くなったそうです。そして戦争していた相手国に嫁ぐ予定だったけど、それも亡くなったことで白紙になっていたけど、停戦協定の締結が上手くいかないことに加え不穏な動きをしているということでリオに白羽の矢が立ったみたい。リオはその件で父親から電話を受け、そして正式な手紙を受け取ったということで、今回リオは国のために嫁ぐということを決断した…ということでいいのかな。いや国のため…というよりはこの地を守りたいから嫁ぐといった感じか。

そのリオの決断にはやはりマダムの話が大きく関わってきている。捨てられた男と持って行かれた子供を待ち続ける人生は果たして幸せだったろうか? マダムが言うには「あの人を愛した記憶がある」から幸せな人生だった。そしてその幻想を抱いたまま人生を終えてしまった。これは幸せな事なのか? 本人が幸せだったというのならそれでいいのか? 幸せって何なんだろうね…とふと考えてしまった。

そして今回の旅立ちには2つの意味があるわけで、リオの旅立ちとマダムの旅立ち。リオの旅立ちもどうしてもマダムに重ねてしまって何とも死亡フラグが気になるところ。そしてトランペットはカナタに引き渡されました。そういえば赴任してから大分上手くなりましたよね。そして重なるアメイジングブレイズは反則、何とも感動的な画面に。

でもマダムの件で、最初からこの作品に立ちこめていた死と闇の気配が表に出てきたようで、なんともいえない不穏な雰囲気が流れてきました。次回以降も目が離せませんね。

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト #9「台風一過・虚像ト実像」 

過去の戦車戦で名をはせたらしい通信兵のクラウスなんですけど、今回は台風の中をリオ宛の書類を持ってやってきました。何やら重要そうな書類だが。そしてなるほど、前回のリオにかかってきた電話は父親だったのか。そしてリオの頭によぎる皇女殿下のフラッシュバック。リオとはどうも何やら関係があるっぽいけど、今のところはよく分からない。そして皇女殿下は戦車乗りでラッパを吹く通信兵であったけど、災害救助の二次災害で亡くなったらしい?

そしてクラウスは噂の戦車乗りとは同姓同名でただ単に勤務が長いだけのおっさんで、勝手にクレハが勘違いしただけという話。いやいやそれでも少佐まで昇進したのは凄いけど。今回クレハを身を挺して救う様はやはり英雄ですよね。戦場で名をはせるだけが英雄じゃないということです。助けるために今回負った傷は最高の名誉か…なかなか渋いねこのおっさん。クレハは父親が戦車乗りで母親が従軍看護師だったっぽいけどすでに亡くなっているようで、なかなか辛い人生を歩んできたみたいだけど、それを感じさせないというのも立派ですよね。

台風の中での人捜しは二次災害に繋がりかねない紙一重な展開。ここでタケミカヅチが出てきてアンカーを出してすくい上げるというのはなかなかノエルも機転かきくもの。戦車を戦いではなくて救助に使うという手段があったということか、この使い方はなかなか思いつかない。しかしあの照準装置のレベルの高さはどうだ…あの強風下で緻密な射撃をしてのけましたよ。

そして気になる休戦協定の行方。リオ宛の書類といい気になる伏線が一杯出てきたけどあと数話しか無いわけで、さてこの作品の行く末はどこにあるんだろうかとぼちぼち気になり始める頃。どのように風呂敷を締めるか楽しみです。

ソ・ラ・ノ・オ・ト #8「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」 

今回は電話番。なんでもちゃんと通信できるかどうかのテストがあるらしく、カナタはその任務に。首都と繋がるホットラインで、もし出なかったらその時は有事であると判断されるらしい。たかが電話番ではあるけど、なかなか重要な任務だ。問題点はいつ電話がかかってくるかが分からない…ということだろうか。

今回は一応電話というものが出てきますけど「タケミカヅチ」にもインカムに相当するものがあるらしい。そして今回のカナタの様子を見ると、電話というものは相当珍しいようでして、この辺の技術的ギャップというのが妙に気になりますね。
そんな電話番をしている元にこういう時に限って街の人がやってきたりするもので。カナタにはもうすでに密造酒のことはバレていたみたいですね。カナタのあっけらかんとした表情からあんまり深刻には受け止めていないっぽい? どういうやりとりがあったのかは気になるところ。そして今度は教会の子供たちがやってきてはしゃいでいたら電話のケーブルが引っかかって落として危うく壊れるところでしたが、かろうじてカナタがキャッチするも部屋の中が大変なことに。神父もいっしょに怒られてる…。

そしてトイレに行きたくなったカナタ。我慢しているんですがいつ電話がかかってくるか分からない、そして微妙にトイレは遠いらしく持っていこうとしてもケーブルが届かないっぽい。一瞬脇のバケツを見る辺りカナタ的には相当やばいんだろうけど見ているこちらとしてはなかなかそそる光景。トイレに駆け込もうとするけど、ノエルがちょうど出てきてビックリしてしまって座り込んだらもう立てなくなってしまったという末期的症状になって「らめぇ」! いやはや漏れちゃうそうですよ(何が)。いやいやしかし、このカナタ見ると興奮してきますね、自分も相当の変態だということを改めて認識した。そして最後は結局間に合わなかったと言うことなのか…気になるな。

気になると言えば2点ほど。休戦協定が上手くいっていないらしいことと、リオの電話の相手ですよ。再び戦争が起きることの伏線か? そしてリオの電話の相手は「国を救って欲しい」みたいなことを言ってましたが、一体誰なんでしょうかね。既知の仲っぽいけど、リオは国を救えるほどの立場なのか? カナタのらめぇとアヘ顔の裏にサラッと重要っぽい伏線を出してきましたね。